tom_flavor_issue

no rain, no rainbow

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 忘れはしないよ 時が流れても
 いたずらなやりとりや
 心のトゲさえも 君が笑えばもう
 小さく丸くなっていたこと

 かわるがわるのぞいた穴から
 何を見てたかなぁ?
 一人きりじゃ叶えられない
 夢もあったけれど

 さよなら 君の声を 抱いて歩いていく
 ああ 僕のままで どこまで届くだろう

 探していたのさ 君と会う日まで
 今じゃ懐かしい言葉
 ガラスの向こうには 水玉の雲が
 散らかっていた あの日まで

 風が吹いて飛ばされそうな
 軽いタマシイで
 他人と同じような幸せを
 信じていたのに

 これから 傷ついたり 誰か 傷つけても
 ああ 僕のままで どこまで届くだろう

 瞬きするほど長い季節が来て
 呼び合う名前がこだまし始める
 聴こえる?

 さよなら 君の声を 抱いて歩いていく
 ああ 僕のままで どこまで届くだろう

 ああ 君の声を 抱いて歩いていく
 ああ 僕のままで どこまで届くだろう

 ああ 君の声を…



 スピッツの「楓」。ずっと前からすきな曲だった。悲しくて、切なくて、でも、とてもきれいな歌。でも、今日、この曲はもっと悲しい歌になった。みんなが泣きながら、この歌を歌ってた。わたしも歌わなきゃ、最後にお別れを言わなくちゃ、そう思って声を出そうとしたけど、涙が止まらなくて全然声が出なかった。唯一歌えたのは、「さよなら 君の声を 抱いて歩いていく」の1フレーズだけ。この歌が彼に届いていたらいい。そして、みんなこの曲を聴く度に彼を思い出すんだろうと思う。
 
 今日は、友だちの葬儀の日だった。海外を旅行中に亡くなった彼は、やっとわたし達のそばに戻ってきた。冷たくなって、すごく冷たくなって。なのに、彼の顔はすごくきれいで、献花をするとき、わたしは泣きつくしてしまって、彼の前から動けなくなるかと思った。

 いのちをもっとそのままの当たり前のものとして捉えるということ。

 わたしが屋久島で感じたことだ。でも、目の前にいる彼が、もう二度と動かず、わたし達に話しかけてくれないことに気づいたときは、悲しすぎて、どうしたらいいか分からなくなった。ありのままのいのちの形に触れることは、時にすごく痛くて、すごくつらいことを改めて知った。

 わたしは彼の死に今日までずっと実感をもてないでいた。死ぬわけない。まさか彼が。
 その知らせを聞いた日、へこんでたわたしを車で送っててくれた友だちは「そういうときは思いっきり悲しんであげればいい。それで悲しみに浸りきったらまた上がってこい」って言ってくれた。でも、わたしは、実感も持てず、涙も出なくて、どうすればいいのかわからなかった。

 でも、今日その意味がすごくよくわかった。初めて、彼の死を実感して、思いっきり泣いて、みんなで悲しんで、それでみんなでごはんを食べに行って、彼の話をたくさんした。「ほんとにいいやつだった。」みんなそんなことばっかり話してた。みんなで色々思い出しながら笑いもした。なんでか知らないけど、忘れてた思い出がいっぱいよみがえってきて、なつかしかった。

 それで、ひとつ思い出した。わたしが高校1年生のときに「夏の庭」を読んで書いた読書感想文だ。つたない文章だったけど、選ばれて文集に載った。友だちが「あすかのを読んで泣いたよ」って言ってくれた。その文集を引き出しの奥から引っ張り出してきたので、ここに1部分載せたいと思う。


 「だってオレたち、あの世に知り合いがいるんだ。それってすごい心強くないか!」
 この部分を読んだ時、私はうれしくて涙が出そうになりました。心からその言葉に共感できたからです。hideが大好きな私が、hideがいなくなってしまってから悲しい悲しいと思っていた末にたどりついたのは、hideはいつも見守っていてくれるから大丈夫だ、がんばらなきゃという気持ちでした。だからこの話の中に、「死」を全ての終わりとするのではなく、肉体が消えるだけで、その人はその人に関わった全ての人の中に存在し続けるというとらえ方を実感として感じられて、
 「そうだね。これでよかったんだね。」
 と救われたような幸せな気持ちになりました。


 この言葉が彼にもそのまま当てはまると思う。

 そうだ、彼はわたし達の中に生きてるんだ、改めてそう感じた。彼と過ごした日々は消えない。思い出もずっと残る。それは、彼が間違いなく生きていたからであって、そして、わたし達が今、生きているから。やっぱり一度出会ったら人は人を失わないんだって、そう思った。

 悲しいけど、わたしは彼の分も一生懸命生きよう。





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