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 今日電車の中で友だちから借りた本に没頭していたら、ひとつ先の駅まで行ってしまった。そしたらなんと上りの電車が来るまでの時間が30分…。しかも、酔っ払ったおじさんが「モーニンッモーニンッ!!」とずっと絡んできて本当に困った。でも、途中この面倒くさいおじさんを忘れてしまう程、この本はおもしろかった。題名は「司馬遼太郎の日本史探訪」。ちょうどさっき読み終わったところだ。

 日本史の中の有名人や大事件について、司馬遼太郎が語り尽くすという内容なのだが、取り上げられていた人は、源義経、楠木正成、織田信長、シーボルト、緒方洪庵、新選組、坂本竜馬、大村益次郎などなど…。それから、関が原、朱印船、蝦夷地開拓史…。

 2年とちょっと前に、必死で受験のために暗記した見覚えの名前が列挙されている。しかし、この本を読んで感じたのは、2年前に頭に叩き込んだ人物たちとの久しぶりの再会というようなあたたかいものではなく、大きなショックだった。いかに自分が日本史の内面を見てこようとしなかったかということ。ひとりの人についてでも、こんな人柄で、彼が何を志して動き、そしてその当時の時流にどのように左右されたか、最終的に彼はそれを成し遂げたのか、それとも、彼が本当にやりたかったことはわたしたちが知っている歴史とは違うことだったのか?そのとき日本は??

 なにより「日本」というものの本質をこの本の中から垣間見たことがとても大きな衝撃だと思う。内容は略すが、自分の国である「日本」という国の大きな流れ、それを全然理解していなかった。今の日本に至るまでの時間の中で、そこに生きた人たちの中から日本という国がどのような考えを持って、そしてその考えがどう変化して、ここまで来たかということがなんとなくわかるような気がしたのだ。これは、日本人であるわたしという存在を改めて考えるきっかけになった。

 わたしは日本の歴史というものをある程度わかったつもりになっていたけど、ほとんどわかっていなかった。わかったつもりになっているというのは、わからないということがわかっているよりもっと性質が悪いなぁと感じた。なぜなら、わかっていると勘違いしていると、もっとわかりたいという気持ちがなかなか起こらないからだ。見たい、さわりたい、知りたい、会いたい、話したい、理解したい、このような欲望がわたしたちが生きていく上ではとても大事だと思うし、それを支えているのが、「!」と「?」の気持ちだと思う。その気持ちにもっと敏感になって、ものの本質を自分の目で確かめたい、そうゆう欲求を常に持っていられる人でありたい。そう強く思った本でした。





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