「それでは、内定者の方から一言ずつお願いします。」
インターン終了のサプライズパーティー。一番はしっこにいたわたしから感想を言うことになった。言いたいことが沢山ありすぎて言葉がうまく出てこない。気づいたら、言葉より涙が先に出てきた。結局何を言ったか、よく覚えていない。
振り返ると、ほんとにほんとに苦しかった。就活中もここまで悩んだことはなかった。体力的にも、精神的にも、自分をここまで追い込んだのは初めてじゃないかと思う。
こころが陰り、ぬかりにはまり、鎖に繋がれたみたいにうまく身動きがとれなくなった。
痛い。つらい。さみしい。苦しい。
LAに向かう飛行機の中では、なぜか涙が止まらなくなった。それは、大学1年のときのこころが壊れてた時を思い出させて、自分自身をこわくさせた。なんで泣いてるのか自分でわからない。こんなこわさ、もう二度と味あわないと思ってた。
そんなところに追い討ちをかけるように、体調がおかしくなった。常に体が重い。のどに変なしこりみたいのができた。おなかはすいてるのに、食べ物がのどを通らない。眠れない。眠れないのに、昼間は動き回るから、更に疲れがどんどんどんどん溜まっていく。
ささいなことでいらいらする。ささいなことで孤独を感じる。もう日本に帰りたくない。LAで死んじゃえば楽ちんだなと思う。眠れないから、夜中にホテルの外のテラスみたいなとこでひとりたばこを吸いながら、ほんとにわたしひとりぼっちなんだなと思った。そして、同時に、すごく無力なんだと。
無力。自分が思い描いてる自分と、現実の自分が全然別の動きをする。それが悔しかった。わたしこんなんじゃないのに。じゃあ、わたしってなんなんだ?ほんとのわたしがこれなんだから。いやだ、こんなのわたしじゃない。
自分がおかしな思考回路に迷い込んでることに自己嫌悪。息抜きしたいのに、時間がない。そんな時間も作れない自分にまた嫌気がさす。
もちろん、一時的に元気になることも何度かあった。ほんとは全然ひとりぼっちじゃなかった。話を聞いてくれる友達がいた。一緒に頑張り、いつも愚痴を聞いてくれる内定者の3人がいた。すごくすごく支えになった。でも、トンネルから抜けきれない。大丈夫だと思ったら、またおかしくなる。いつもどっかでつまずいてしまう。
でも、ここまで来れたのは、とにかく進むしかない、進んだらどうにかなるはずだ、っていう自分のこころの中にあるちっちゃな何かのおかげだった気がする。自分で自分に負けたくない。ここはわたしが選んだ道なんだから。絶対通り抜けられるはずなんだから。そう思って、足をひきずって、突き進んできた。
そんなインターンが終わって、見えた光はまぶしかった。ずっとトンネルだったから、ほんとにほんとにまぶしかった。
「あー抜けられたじゃん、わたし。」
ここに立ててよかったな。支えてくれる人がいてよかったな。自分を甘やかさないでよかったな。
ただ終わったことに対する気持ちだけじゃない、沢山の気持ちがすごい勢いで湧き出てきた。
もらった大きな花束には、きれいな、ゆり。
ゆりの花がだいすきになった。
前より少しだけ、自分に誇りが持てるようになった。
***また苦しくなったとき、思い出せるように***
.ぅ鵐拭璽鹵羃薪戮眥阿い拭Salyu「体温」の歌詞。
『あなたと私は 本当にそれぞれで
よかった 別々で 本当によかったって』
しかも、この曲は、にいちゃんが、インターンの最後に作ったムービーにも使ってくれた。おかげで、この曲聴くと涙が出る。
▲ぅ鵐拭璽鵑虜埜紊北魄の方がくれた言葉。
『小さなプライドを捨てることが、成長に繋がる。』
0貊錣縫ぅ鵐拭璽鵑鬚笋辰討い燭砲い舛磴鵑慮斥奸
『マイナスのギア入るのもいい加減にしとけよ。おこるぞまじで。そんなことばっかいってると。』
怒ってくれる人がいるのはしあわせだね。そして、こうも言ってくれました。
『keep ur head up,and keep go in』
ぅぅ鵐拭璽鵑離▲疋丱ぅ供爾世辰深勸さんがフィードバックしてた時に言ってくれたこと。
『わたしのいいところ:調整力・素直さ・吸収力・文章力。』
『わたしの直すべきところ:間に受けすぎるところ・自分自身のタイムマネジメント。』
ヂ膵イなSalyuがHPで言ってた言葉。
『先生いわく、
十代は王様みたいなものだからって。
それが二十代になると転じて皿洗いになるわけだよ。
わかるか。そりゃ、つらいに決まってるんだよ。
今まで一生懸命に積み上げた価値観も
簡単に幻想となって、
すべてが一からやりなおしになることが
少なくない時だ。
私だけじゃなく、きっとみんなも
毎日と、自分自身と、思う以上、一生懸命に戦っているんだろう。
(途中略)
その日の先生は、話をこんな励ましで締めたのだった。
これから30までは、はっきりいってどんどんつらくなると。
更に、それを逃げずに乗り越えたなら、
30からは人生こっちのものだ、とも。』
ゥぅ鵐拭璽鵑虜埜紊房卍垢言ってくれた言葉。
『喜怒哀楽を楽しむこと。』
『不可能を可能にするものは信じるこころ。』
Δ佞噺つけたヘレン・ケラーの言葉。
『いつも太陽の光に顔を向けていれば、影を見ることはありません。』
Г修靴董∈埜紊法
わたしがいっぱいいっぱいなのを見て、応援してくれてたみんな。愚痴を聞いてくれたみんな。他愛も無い話で笑わせてくれたみんな。さんくす。
まだ、全ての悩みが解決しきったわけじゃない。だけど、やれるだけやってみればいい。頑張れるだけ頑張ってみる。その後のことは、そのとき考える。きっとその先は開けてる。
今は、そう思います。